あけました

あけましておめでとうございます。

昨年はなんというか、平穏な年でした。
平穏という言葉をしらべたら、
「変わった事も起こらず、おだやかなさま。」
と書いてありました。まさにそのとおり。
たいへん気持ちよく過ごせました。

いろいろなかたに暖かくも支えて頂き、
とても感謝の気持ちでいっぱいです。

2016年もよろしくお願いいたします。

nenga.jpg

上はことしの年賀状です。
イラストは年賀状ACより拝借して、
背景と文字の気持ちよい配色を
探し当てるのがたのしかったです。

自分のものが良いかというのは
まあ置いておいて、
こういう上下2色分割の
デザインには弱いです。

ここには書体のことばかり
書いていますが、なにかつくるときは、
書体を選ぶときと同じくらい、
色を選ぶのが好きかもしれません。

さいきん「黄+紫」の組み合わせを
見つけて好きになったのですが、
きのう読んだ
『きょうかたる きのうのこと』
(平野甲賀/晶文社)
という本の40頁から、

〈装丁やポスターの仕事に黄色を使うことが多かった。冷たい黄色つまりレモンイエローと青味がかった紫の組み合わせがなぜか好きだった。〉

という一節を見つけて、なんかうれしかったです。

書体は、欧文が
Proxima Nova SoftのRegularとBold、
和文がTBシネマ丸ゴシック Std Mです
どちらもアドビのTypekitで使えますよー。

ことしもたくさんデザインがんばろう〜(^o^

「孤独のグルメ」(書体のこと)

マンガ『孤独のグルメ』の2巻を旭川のジュンク堂書店にて。
1月1日のドラマ特番、舞台が旭川という事で、
「旭ラー(きょくラー)」(旭川ラーメンのガイドブック)
などと一緒にレジの前、
目立つように平積みされていました。

kodoku.jpg

(ブックデザイン=日下潤一+赤波江春奈)

オビやタイトルにクラシックな書体(*1)を使っているにもかかわらず、
そこから「古さ」がいっさい伝わってこないのがスゴイ。
すごく(良い意味で)モダンに見えてカッコイイ。
これらの書体を自分が使おうとすると(*2)、
ぜったいうまくいきませんから(古く、ダサく見える)。

*1 游築見出し明朝体+游築初号かな(英数字・約物は別)
*1 游ゴシック体E+游ゴシック体初号かなE(英数字・約物は別)

*2 キャリアの浅い自分と比較するのがもう間違ってますが……

僕が自分(個人名義)でなにかするときに使いやすいと思うのは、
明朝体ならリュウミン・ヒラギノ明朝体・游明朝体(+五号かな)、
ゴシック体ならヒラギノ角ゴシック体、游ゴシック体。
もっとも上に書いた書体は自分の中での根幹をなすものというだけで、
じっさいに使う書体はテキストやコンセプトに合わせます。

自分がクラシックな書体を使いこなせるようになるには、
(当たり前ですが)もう何十年もかかりそうです……(^^;;;
あと、いまは書体選択以外におぼえることがたくさんあります(>_<

Creative Cloudの画面が真っ白に

※12月28日追記。
またCCのデスクトップアプリケーション画面が
真っ白になりました。もう訳がわかりません。
一応書いておくと、
Macでの対処療法としては、
アクティビティモニタから
「Adobe Desktop Service」
をいちど終了させることにあるっぽいです。
勝手にアプリが再起動して
ちゃんと表示されるようになります。

※以下は27日に書いた記事です。

きのうの夜にMacを使っていたら、
CC(Creative Cloud)の設定などをおこなう画面が
真っ白になって使えないトラブルが発生しました。

03.jpg

こちらのサイトに書いてあるのと全く同じ症状でしたが、
CCのデスクトップアプリケーションを
いちど削除、再インストールすることで解決いたしました。
デスクトップアプリケーションが不調でも
IllustratorやInDesignなどのCCは使えますが、
いざというときに設定画面が開かないのは困ります。

元はといえば、Acrobat DCがインストールできず、
以下のような表示がでてしまったあたりから
調子がわるくなりました。
(過去のバージョンを削除したのにもかかわらず…)
Acrobat DCはなにもしてないのにもかかわらず
いつのまにかインストールできるように
なったのですが(笑)、いろいろと翻弄されました。

01.jpg

Acrobatは、イラレでつくったトンボを消して、
仕上がりサイズの校正をつくるときに使います。
先輩デザイナーさんから教わった
とても便利な手法です。
こちらのサイトでは、DCでのやりかたが
わかりやすく明記されています。

スクリーンショット 2015-12-27 12.55.43.png

InDesignでPDF入稿をしたりする際には
あまり必要のない作業かもしれませんね。

これまでの年賀状

もう11月も終わりですね。1年あっという間でした。

ここ数日の間で、年末にかけて投函する年賀状の
ウラ面(宛名面じゃない方)を作りました。

年が変われば多分このブログに載せるので、
もう葉書で投函する意味は余り無いのですが、
「1つの印刷物を作る」というのは
とても楽しい事です。

データを整理していたら、
過去の年賀状が色々出てきたので、
折角だからブログで晒してしまおうと思います。

2011nenga
(↑)2011年の年賀状。キャッチコピーで
うまいこと言おうという気持ちで作りました。
うさぎの顔が赤く、背景が白いのは日の丸を模しています。
おめでたい感じに。

2012nenga
(↑)2012年の年賀状。
友人の画家・鴇田みよこさんにイラストを描いてもらいました。
自分は文字やレイアウトへの関心からデザインの世界に入ったので
かつて絵に対する関心が薄かったのですが、
このあたりからイラストレーションに対する興味が深まり、
上手な方に描いてもらおうと思ったのでした。
文章も、かつてのツメ組からベタ組への関心へ。
いま見ると「謹賀新年」の文字はもっと詰まっていて良いだろうし、
色にもメリハリがあった方が良かっただろうと反省しています。

2013nenga
(↑)昨年に引き続きイラストレーションを使った年賀状です。
この年は、友人であり大学の先輩の、米田勝信さんに描いてもらいました。
前年に「秀英丸ゴシック」がリリースされたので早速使っています。
メッセージは「夏よりも冬のほうがあたたかい気がします」の
一行だけの方が良かったかな。とにかくシンプルにしたかったみたいです。

2014nenga.jpg
(↑)2014年の年賀状。このときはどなたにもイラストをお願いせず、
全てイチからアイデアを考えて自分で作ることを試みました。
このカタチを一度筆ペンで描いてillustratorに取りこみ、
ベジエ曲線で細かくトレースしています。線の抑揚のバランスが難しく、
何度も何度も調整を繰り返していった作業は
まるでフォントを作っているかのようでした。
「牛」の文字に「4」があると分かったので少し一工夫。
いま見ると、けっこう寂しい年賀状です。

2015nenga_botsu
(↑)こちらは2015年年賀状のボツ作。
羊のモコモコと、文字にある「モコモコっぽいところ」に
色を付けてみたのですが、どうも他人に伝わらない気がして
けっきょく投函しませんでした。

2015nenga
(↑)このブログにも載せましたが、2015年の年賀状です。
イラストは自分で描いたわけじゃなくて「年賀状AC」という
フリー素材サイトからダウンロードしたものです^^;
「絵が素晴らしい」という感想を頂いたこともあり
妙な罪悪感がありました。2016年の年賀状も同サイトの素材を
使って作ったのですが、さすがにクレジットを入れる事にしました(笑)。

いちばん最初にも書いたとおり、年賀状のウラ面はネット上に載せるし、
連絡もSNSでほとんど済んでしまうので、
「もう年賀状やめようかなぁ……」と毎年のように思うのですが、
やはりお正月の「ハガキが届く楽しみ」は格別で、
なんだかんだ言いながら続けています。

最近のおしごと

最近のおしごと。

広告の仕事をしている従兄弟からの依頼で、
東川町にある家具工房「アール工房」さんの
三つ折リーフレットのデザインをしました。
(画像クリックで拡大します)

ここまで白のスペースを大胆に使った印刷物を作ったのは
かなり久々かもしれません。

アール工房さんは今日から明日(11月15日)にかけて
買物公園のアッシュで展示を開催されているので
興味のあるかたは是非足を運んでみてくださいね。

アール工房3つ折本番_オモテ_B_6_B_CS3_ブログ画像用

アール工房3つ折本番_ナカ_CS3_6_ブログ画像用

書体をどう選ぶか?

書体をどう選ぶかは迷うところです。似合う・使えると思った書体が「完成度の低い」書体(そもそも「完成度」って何だよ)であると「本当にこれで良いのかな?」と思ってしまうのですが、尊敬するグラフィックデザイナーさんの以下の発言に勇気づけられます。

雑誌「アイデア」などを長年デザインされてきた、グラフィックデザイナーの白井敬尚さんは、モリサワのHPでこう記しています。

〈書体を選ぶには審美眼が必要です。その養い方は、歴史的な出自から入っても、書体の使われ方、どういった内容にどんな書体を合わせればうまくいくのかといった感覚的なことなど、どこから入っても構いません。〉(*1)

〈ただひとつ言えることは、書体に“良い悪い”は無いということ。使い方次第で、その書体の良さを活かすことができます。そのチャンスが、書体の数だけあるのです。〉(*1)

一方で、斬新なブックデザインで知られる祖父江慎さんは……

〈MORISAWA PASSPORTだと、以前だったら自分は絶対買わないだろうというような書体や、1回きりしか使わないだろうというような書体でも迷わず使えるようになりますよね。〉(*2)

〈仕事をしていると、今まで自分が自然と避けていたような書体が“この本には、どうしても似合ってしまうよなぁ”というケースが、出てきちゃうんですよ〉(*2)

〈自分では、文字として不格好なものを、けっこう大事にするほうだと自覚しているんですが……〉(*3)

〈「文字を観賞する眼」と「文字を使う眼」は違う。だから最近は「ええっ!何これ?」って軽々しく言うのはやめようと思ってます。その場での即答は危険だ(笑)。〉(*4)

しかし「出来の悪い書体も使い方次第で良いというのは、前提が間違っている」という方もいらっしゃる。むずかしいものですね(^_^;) いや、どちらのご意見も大事だと思うのですが……!

*1 武蔵野美術大学 | フォント製品 | 株式会社モリサワ より
*2 有限会社コズフィッシュ | フォント製品 | 株式会社モリサワ より
*3 『一〇〇年目の書体づくり ―「秀英体 平成の大改刻」の記録』(大日本印刷)より
*4 「デザインのひきだし㉑」(グラフィック社)特別付録「フォントデザインについてあれこれ語りました!」より

UCHIAGE!チラシのデザイン

uchiage_chirashi_500px

最近デザインさせて頂いたものでネットで紹介できるものは少ないのですが、1〜2ヶ月くらい前だとこれ。

大学の先輩・栗坂菜穂さんの写真展打ち上げのチラシです。コピー機での印刷を想定して作ったので断裁しなくても良いようになってます。「ポップにカジュアルに」というオーダーでした。イラストは素材集からです。

和文書体は、僕の大好きなヒラギノや游書体ではなく、めずらしく全てフォントワークス製。LETSで提供されたばかりの「UD角ゴ_ラージ」を試しに使ってみました(同社のニューロダンが元になったUDフォントですが、ここでMというウエイト〈モリサワでいう新ゴRくらい〉が搭載されたのが嬉しかったのです)。欧文はどれもAdobeのTypekitから使えるものです。

作成の機会を与えてくださった栗坂さん、ありがとうございました。

以下、マニアックなので興味のある方だけ。

————————————

上部・栗坂菜穂 写真展〜 =〉UD角ゴ_ラージL(フォントワークス)
上部・最終日には1日早いですが〜 =〉筑紫A丸ゴシックD(フォントワークス)
※注記部分のウエイトはR

フキダシ・1日早い =〉ベビポップEB(フォントワークス)
UCHIAGE =〉 Museo 900(exljbris Font Foundry)
UCHIAGEのあとの「!」=〉築地体初号仮名(大日本スクリーン製造)

日付&開催地(Italian〜)&HERE
=〉Proxima Nova Bold (Mark Simonson Studio)

イタリアンバール〜 =〉ニューロダンEB(フォントワークス)

時間の「〜」 =〉 游築見出し明朝体(字游工房)
日付の「土」・要項の「ところ」=〉 UD角ゴ_ラージB(フォントワークス)
住所・電話番号・連絡先 =〉UD角ゴ_ラージ_M(フォントワークス)
地図 =〉 UD角ゴラージ_R(フォントワークス)