ロダンの前のロダン

フォントワークスには
「ロダン」と「ニューロダン」という書体がありますが、
その「ニューじゃないほうのロダン」にも、現行のものより
古いデザインのものがあるのは御存知でしょうか?
ここではそれを「ロダンの前のロダン」と呼ぶ事にします。

私がそれを知ったのは、タイプラボの佐藤豊さんが
過去にネット上で書かれていた、
週刊書体Watcher7」の記事からでした。
しかし、この記事からは、一部の文字しか見えません。
「ロダンの前のロダン」がどういう形をしていたのか、
はっきりとよく分からないのです。

しかし先日、1993年に発行された
「Goods Press(グッズプレス)」(徳間書店)に
載っていた広告で「ロダンの前のロダン」が使われていたので
ここに紹介します。

robin01.jpg

今のものと全く違いますね。バランスが恐ろしく悪い。
現行のロダンで打ったものを下に載せてみます。

robin03.jpg

下は広告の中にある本文です。これも「ロダンの前のロダン」。

robin2.jpg

現行ロダンに対する僕の感想は、
以前「ロダンという書体」という記事にまとめた通りですが、
某書の縦組み本文に使われているのを見て
「これは読めないな」と思いました。
ベタ組の本文に使う書体としては字面が大きすぎるし、
(これはモダンな書体の宿命。
ヒラギノ角ゴはちょうど良いんですが……)
漢字のバランスがとても悪いです(※個人の感想です)。

ただ、これはあくまでも「書籍本文では読めない」という話。
チラシやフライヤーの一部に使う程度ならアリかもしれません。

書体の善し悪しについて語るとき、
書籍の本文を中心に考えているのか、
チラシやフライヤーで使うことを前提に考えているのかで、
まるで意見が違ってくるのだと思います。
そのあたりが結構、ゴチャゴチャになっている
印象を受ける事がありますね。気をつけよう。

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