22日に、和文書体セミナー

大学でお世話になった伊藤明彦教授から「大学にフォントの話をしにきませんか」というお誘いを頂き、今月22日(火)に、東海大学札幌校舎で講演をさせて頂くことになりました。ありがとうございます。タイトルは、伊藤先生からのメールにあった「小倉佑太のフォント・セミナー」をだいたいそのまま。欧文書体については全く話さないのと、少しだけ写植(=フォントと呼べないもの)の話もするので「フォント」から「和文書体」にしています。自分の名前を入れたのが少し恥ずかしい。開催要項は以下のとおりです。

小倉佑太 和文書体セミナー
2014年7月22日(火)
16:40〜18:10(授業5コマ目)
東海大学札幌校舎 N212 にて
入場無料/一般参加可能(事前申込不要)
主催=伊藤研究室

「札幌キャンパス」ではなく「札幌校舎」と書いたのは、以前、母校である旭川校舎(今年=昨年度3月に閉鎖)で「フィン・ユール展」のパンフレットを作ったときに、「東海大学北海道キャンパスの中の、札幌校舎・旭川校舎という呼び名が正しい」という話を伝え聞いたため。以降、ずっと「〜校舎」という表記にしてきました。いま、公式Facebookに「東海大学札幌キャンパス」と書かれているのは、旭川キャンパスが閉鎖したからでしょうか。

話す内容は以下のとおり。

・書体の種類
・大まかな書体の使い分け
・細やかな書体の使い分け
・写研とモリサワ
・オールドスタイルとニュースタイル
・UDフォント
・書体の買い方
・良い書体とは
・フリーフォント
ほか

明朝体_スライド

スライドは上のような感じです(全てInDesignで組んで、PDFをフルスクリーン表示します)。全部で211枚。テレビのテロップのように、画面をコロコロ変えていく仕組みを考えたらこうなりました。

内容も、プロやアマチュアではなく、あくまでも学生さんに向けた講演会なので、もう初歩の初歩から解説(それでも難しいところがあるのかな……)。私は「分かる人には分かる」というのが余り好きではなくて「分からない人にも分かってもらう」スタンスなので(これは信条というより性格)、ふだんから目線を下げた話をするように心がけているのですが、ちゃんと出来ているでしょうか……。「分かるまで勉強してこい!」というひとも正しいのかもしれないけど、そうなれない……。というわけで、あまりに専門的な話はしないので、これはそこそこの知識をもった人が来ても面白くないと思います(笑)。

20140724_小倉佑太和文書体セミナー_A3トンボ無し

告知ポスターはこんな感じ。伊藤先生から「ポスター・フライヤーの制作をお願いします」と連絡が来たときにサイズを尋ねたら「大判プリンタで出力しても良いですよ!」との事で、いちばん大きなものがB2ポスター。あとはお手頃サイズのA3とA4、全てあわせて3種類。紙のサイズによって、ボディコピーの級数やレイアウトを変えています。ただ、A3のポスターって、本当に必要なんだろうか?というのが最近の疑問。学生時代、旭川校舎では沢山のA3ポスターを作らせて頂きましたが、そのどれもがインパクトに欠けるものでした(これは私のデザイン力不足も大きいと思います)。貼るにしては小さいし、持ち帰るサイズではない。講演日に札幌校舎へ行ったとき、どういうふうに掲示されているか見てこようと思います。ポスターって、掲示されているのを見たときに、いちばん反省するんだよな……。

背景は、「文」という文字の上と下を分割したもの。「文」がリピートしているようにも見えますが、「字」や「章」という文字が続いているようにも見えます。「文」の交差部分が蝶結びのように見えるのも狙っています。少しでも「何だこれ?」と思ってもらえるようにしました。当初は、明るいオリーブ色を使い、もう少し華やかな印象にする予定だったのですが、意図せず他の方が作られた有名なポスターに似てしまったため、真似だと勘違いされないために、少し地味な色に変更。それ以外の色は黒と赤だけ。背景を変わった形にしたおかげで、「タイトル→日時→場所」+「読みたい人はボディコピーも」という、右上から左下(+読みたい人はその右も)への視線誘導が出来たかなと思います。

タイトルと開催場所を記した書体は「ナウMB(タイプバンク)」という、横画の太い明朝体(これを明朝体と呼ぶべきなのか、どうか)。普通の明朝体だと弱く、ゴシック体だと平凡すぎるので、少し目に引っかかりのある書体を選びました。「芸術工学部(旭川)卒業生」の部分は「ナウMM(タイプバンク)」、ボディコピーの書体は「漢字=游明朝体Pr6M(字游工房)・仮名=游明朝体五号かなM(字游工房)・疑問符感嘆符=秀英明朝L(モリサワ)」、入場無料の表記は「ナウGB(タイプバンク)」、日時の欧文は「Source Sans Pro Semibold(アドビシステムズ)」。

あと、会場に来てくださった学生さんのために、「覚えておきたい和文書体」という5枚綴りのプリントを作りました 。これは「良い書体」を紹介するのではなく、私が独断と偏見で「この書体はよく使われているだろう」というのをセレクトしたもの。自分の持っている書体しか使えないので、たとえば「S明朝体(ニィス)」とかはありません……。

覚えておきたいフォント

と告知しましたが、5人くらいしか来なかったらどうしよう……。かと言って沢山来られても(たぶん無い)すごく緊張するんですが……。ともあれ、最大限の講演が出来るように誠心誠意がんばりたいと思います。あ、あとポスターのボディコピーにはこう記しました。

どの書体も同じように見えちゃうけど、違いは? こんな場面にはどんな書体が似合う? 書体はどう買えば良いの? グラフィックデザイナーを目指す人にも、そうでない人にも、和文書体のことを楽しく解説します。初心者大歓迎!

どうぞ皆さん、お気軽においで下さい。

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